第59篇 楚绝齐齐举兵伐楚

出处:战国策·秦策二

语言: 中文 English Español 日本語 한국어 Tiếng Việt ไทย Русский

📜 原文(文言文)

楚绝齐,齐举兵伐楚。楚王闻之,恐,召群臣问计。陈轸曰:“王无患也,请发其使,以张仪为质于秦,而请秦师。秦王必喜,而许之。齐、秦合,则楚必受兵。臣请西说秦王,令秦出师以救楚,而齐兵必退。”楚王曰:“善。”乃使陈轸西说秦。陈轸见秦王曰:“楚王使臣来,请以张仪为质,而求助于秦。臣闻之,齐之攻楚,楚之急也。楚若亡,秦且与齐共其利。今王不若救楚,楚必德秦,而齐必怒,齐、秦构兵,楚得完,而秦收其利。此两利之策也。”秦王曰:“善。”乃出师救楚。齐闻秦师至,乃还。楚得不亡,而秦亦无所得。

📖 白话文翻译

楚(そ)が斉(せい)と断交した後、斉は兵を発して楚を攻めた。楚王はこれを聞いて非常に恐れ、群臣を召して対策を問うた。陳軫(ちんしん)が言った。「大王、憂うるに及びませぬ。使者を遣わし、張儀(ちょうぎ)を人質として秦に差し出し、秦の出兵による援助を請うがよろしゅうございましょう。秦王は必ず喜んで応じましょう。もし斉と秦が連合すれば、楚は危うくなります。臣が西のかた秦に赴き、秦王を説得して出兵させ楚を救わしめれば、斉の兵は必ず退きましょう。」楚王は「良し」と言い、陳軫を西のかた秦へ遣わした。陳軫は秦王に謁見して言った。「楚王は臣を遣わし、張儀を人質として差し出し、秦に援助を請うたのでございます。臣が聞くところによれば、斉が楚を攻め、楚の情勢は危急に瀕しております。もし楚が滅びれば、秦は斉と利を分かつことになりましょう。今、大王は楚を救うのが宜しゅうございます。楚は必ず秦に感謝し、斉は必ず怒りましょう。斉と秦が戦えば、楚は全うされ、秦は漁夫の利を得るでありましょう。これは両全の策にございます。」秦王は「良し」と言い、兵を出して楚を救った。斉は秦軍の到着を聞き、兵を撤して国に帰った。楚は滅びずに済んだが、秦も実際の収穫は得られなかったのである。

💡 商战启示录

此策の核心は、外部の力を借りて危機を解消することにある。陳軫は秦を第三者の立場として引き入れることで、斉と楚の対峙の構図を変え、楚を危地から救ったのである。現代のビジネスにおいても、企業が強力な競争相手に圧迫された際、戦略的投資家やパートナーを招き入れ、新たな競争構図を築くことが可能である。例えば、滴滴と快的の補助金競争では、双方が多大な消耗を強いられたが、最終的に騰訊(テンセント)や阿里巴巴(アリババ)といった資本を引き入れ、合併によって共存共栄を実現し、悪質な競争を回避した。また、華為(ファーウェイ)は米国の制裁に直面した際、自主研究開発の強化と国内サプライチェーンとの連携を通じて新たなエコシステムを構築し、外部からの圧力を解消した。陳軫の戦略は、商業上の駆け引きにおいて、直接的な対抗のみを考えるのではなく、「第三者の力」を巧みに活用して局面の均衡を図り、さらには敵を味方に変えることの重要性を示唆している。同時に、各者の利益や思惑を洞察し、互恵的な解決策を提示してこそ、協力を実現できるのである。楚は救われたものの、秦は実質的な利益を得なかったことは、外部の力に依存するには慎重さが求められ、自らの実力を高めることが根本であると我々に教えている。