📖 詳細解説
低硫黄燃料油サーチャージ(LSF)は、船舶が低硫黄燃料油を使用するためのコストを補填するために国際海運で徴収されるサーチャージです。2020年に国際海事機関(IMO)が世界的な硫黄分規制(船舶用燃料油の硫黄含有量≤0.5% m/mを要求)を実施して以来、船会社は低硫黄燃料油への切り替えや脱硫装置の設置を余儀なくされ、運航コストが上昇しました。そのため、貨物所有者からLSFを徴収して価格差を補填しています。この費用は通常、海上運賃とは別に、コンテナまたは運賃トン単位で徴収され、欧州・地中海、米国・カナダ、アジアなどの航路で一般的です。使用場面:輸出業者は物流コストを計算する際、基本海上運賃、燃料油調整費(BAF)、通貨調整費(CAF)などとともにLSFを考慮する必要があります。注意事項:LSFは固定ではなく、低硫黄燃料油の市場価格に応じて変動し、船会社や航路によって基準が大きく異なります。従来のBAFとの違いは、BAFが高硫黄燃料油のコストに対応するのに対し、LSFは低硫黄燃料油の追加コストに特化している点です。また、一部の船会社はLSFを総合運賃(オールイン・レート)に含めることがあるため、二重支払いを避けるために見積もりの詳細を注意深く確認する必要があります。貿易実務者は、契約でLSFの負担者を明確にし、船会社の通知に注意を払い、見積もりを適時に更新する必要があります。