📖 詳細解説
ロールオーバー(Roll Over)とは、海上輸出において、貨物が予定通りに通関・港湾搬入などの手続きを完了したものの、船会社の一時的な輸送力調整(航路統合、船舶変更、積載超過、スペースの過剰販売など)により、コンテナが当初予定の船舶に積載されず、次便以降に延期されることを指す。繁忙期、スペース不足、スケジュール不安定時に多く発生する。使用場面:フォワーダーが荷主に「あなたのコンテナがロールオーバーされた」と通知し、船積み日程の再調整が必要となる。注意点:ロールオーバーは追加費用(保管料、再予約料など)を生じ、納期遅延による顧客からのクレームにつながる可能性がある。荷主は速やかに新しい船積み日程を確認し、買い手に通知するとともに、船荷証券や保険などの更新が必要か確認すべきである。「積み残し」との違い:積み残しは通常、荷主の原因(搬入遅れ、書類不備など)で積載されないことを指すが、ロールオーバーは主に船会社の原因による。「通関取消」との違い:通関取消は貨物が出運されず通関取消手続きを行うことを指すが、ロールオーバー後も貨物は出運され、船積み日程が延期されるだけである。