📖 詳細解説
荷役料(Stevedorage / Loading & Discharging Charge)とは、積出港と仕向港において、貨物の船積み、荷降ろし、および船倉内での積付け、トリミングなどの作業によって生じる費用を指す。通常、船主または港湾の荷役会社によって徴収され、海上運賃のサーチャージの重要な構成要素である。使用場面では、FOB条件では買主が配船し船積み費用(積込費用)を負担し、売主は貨物を船側まで運ぶ費用を負担する。CIF/CFR条件では、売主が船積み費用を負担するが、荷降ろし費用は契約で明確に定めがない限り買主が負担する場合がある。注意事項:荷役料はターミナルハンドリングチャージ(THC)、港湾混雑サーチャージ、燃料サーチャージなどと混同されやすい。THCは港湾が貨物のターミナルへの出入りに対して徴収する費用であり、荷役料はより船上作業に重点を置いている。さらに、荷役料は運賃に含まれている場合(ライナー条件)もあれば、荷主が別途支払う必要がある場合(航海傭船契約におけるFIO条件)もある。相違点:「トリミング料」「ダンネージ料」とは異なり、荷役料は積込みと荷降ろしの二つの段階のみを対象とする。貿易実務者は契約において荷役料の負担者を明確にし、費用分担の不明確さによる紛争を避けるべきである。