通知人(Notify Party)は、船荷証券や航空貨物運送状などの輸送書類上の重要な欄であり、貨物が仕向港に到着した後、運送人が通知する必要がある当事者を指します。通常は買主またはその指定する通関業者や貨物運送取扱業者です。通知人は荷受人ではなく、貨物の所有権を持たず、到着通知の受領とその後の荷物の引き取り、通関手続きのみを担当します。使用場面:荷受人が銀行、仲介業者、または機密保持が必要な場合、「指図式」(To Order)船荷証券がよく使用され、その際に通知人が実際の連絡先となります。注意事項:通知人の情報は、名称、住所、電話番号などを正確に記載する必要があり、そうでないと通知の遅延や滞船料が発生する可能性があります。荷受人と通知人が同じ場合は、「SAME AS CONSIGNEE」と記載できます。荷受人との違い:荷受人は荷物の引き取り権を持ちますが、通知人は通知を受けるだけで、自らも荷受人として指定されない限り引き取り権はありません。荷送人との違い:荷送人は輸出者であり、通知人は輸入者の連絡先です。
📝 例文
1. 船荷証券の荷受人欄に「TO ORDER」、通知人欄に「ABC IMPORT CO., LTD., 123 MAIN ST., NEW YORK, USA」と記載し、貨物到着後に運送人が買主に速やかに引き取りを通知できるようにする。(説明:一般的な指図式船荷証券では、通知人は実際の買主です。)
2. 信用状が船荷証券の通知人に「SAME AS CONSIGNEE」と表示することを要求する場合、荷受人の情報を直接記載し、不一致を避ける。(説明:信用状決済の際は、信用状の条件に厳密に従って操作する必要があります。)