📖 詳細解説
総合運賃値上げ附加費(GRI、General Rate Increase)は、国際海運において船会社が運航コストの上昇、市場需要の増加、航路調整などに対応するため、基本運賃に加算する一時的な附加費です。通常、コンテナ輸送、特に太平洋横断航路やアジア・欧州などの主要航路に適用されます。使用場面としては、繁忙期の輸送力逼迫、燃料価格の上昇、船会社による自主的な運賃引き上げなどがあります。注意事項:GRIは固定費用ではなく、船会社は発効日と幅度(例:FEUあたり500米ドル加算)を事前に公表します。荷主は予約時にGRIが含まれるか確認し、PSS(繁忙期附加費)やBAF(燃料調整費)との違いに注意する必要があります。GRIは基本運賃の全面的な引き上げであるのに対し、PSSは繁忙期のみ、BAFは燃料コストのみを対象とします。GRIが発効すると、通常はすべての新規予約に適用されますが、確認済みの予約は影響を受けない場合があります。貿易実務者は船会社の通知を注視し、契約書でGRIの負担者を明確にし、コストの急増を避けるべきです。