螳螂捕蝉

ピンイン:táng láng bǔ chán

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📖 意味

後先考えずに目先の利益に飛びつく

📜 出典

《说苑》

💡 詳細解説

「蟷螂の蝉を捕らえんとす」は、漢代の劉向『説苑・正諫』にある寓話に由来する。蝉は高い所で鳴き露を飲み、後ろに蟷螂がいることを知らない。蟷螂は蝉を捕らえようとし、後ろに黄雀がいることを知らない。黄雀は蟷螂をついばもうとし、下に弾丸を挟んだ子どもがいることを知らない。この成語は、人はとかく目の前の利益だけを貪り、背後に潜む災いを見落としがちであり、目先しか見えず先見の明に欠けることをたとえる。その深い意味は、目標を追い求める際には周囲の環境と起こりうる危険を包括的に考慮すべきであり、一葉障目(いちようしょうもく)の愚を犯してはならないと人々に警告することにある。使用場面は、目先の利益に急ぎ結果を顧みない行為を形容したり、他者に危機意識を持つよう諭したりする際に多く用いられる。文化的背景としては、中国の伝統的知恵における「安きに居りて危うきを思う」「三思して後に行う」という哲学を体現している。感情的な色彩はやや否定的で、しばしば皮肉や戒めの意味を帯びる。

📝 例文

彼は手っ取り早く金を稼ぐために、公金を流用してまでハイリスクなプロジェクトに投資した。まさに「螳螂蝉を捕らえんとして、雀その後に在り」で、失敗したら法的制裁を受けることなど全く考えていなかった。(目先の利益だけを追い、背後に潜む災いを顧みないことの喩え) 国際貿易において、一部の国は短期的な黒字ばかりに目を向け、産業チェーンの依存に伴うリスクを軽視している。これはまさに「螳螂蝉を捕らえんとして、雀その後に在り」であり、目先しか見えず、潜在的な危機を無視しているのと同じである。(視野が狭く、潜む危機を見落とすことの喩え)