複合一貫運送船荷証券

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📖 詳細解説

複合輸送船荷証券(MT B/L)は、複合輸送事業者(MTO)が発行し、複合輸送契約を証明するとともに貨物を引き受けたことを示す証券である。これは、少なくとも二つの異なる輸送手段(例:海上輸送+鉄道、海上輸送+道路)を含む全区間の輸送に適用され、MTOが全区間の責任を負う。使用場面としては、内陸国における輸出入、越境EC物流、ドアツードア輸送などが一般的である。注意点:MT B/Lは物権証券ではなく、通常は譲渡不可である(「譲渡可能」と明記されている場合を除く)。従来の海上船荷証券(O/B/L)とは異なり、後者は港から港までの海上区間のみをカバーする。複合一貫輸送船荷証券(Through B/L)との違いは、MT B/LではMTOが統一して責任を負うのに対し、Through B/Lでは異なる運送人が区間ごとに責任を負う可能性がある点である。さらに、信用状決済においては、MT B/Lが物権証券でないため代金回収リスクが高まる可能性があり、銀行がMT B/Lを受け入れるかどうかを確認する必要がある。

📝 例文

1. 当方は複合一貫輸送運営者と契約を締結し、貨物は上海港からハンブルクまで海上輸送され、その後鉄道でプラハまで輸送される。運営者はMT B/Lを発行し、全区間の輸送に対して責任を負うことを約束した。(MT B/Lが海鉄複合一貫輸送をカバーし、かつMTOが全区間の責任を負うことを説明) 2. 信用状が「Multimodal Transport B/L」の提出を要求する場合、受益者は船積書類がMTOによって発行され、引受地と引渡地が明記されていることを確認する必要がある。そうでなければ、不適合により支払いが拒否される可能性がある。(信用状の場面におけるMT B/Lの厳格な書類作成要件を説明)

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