📖 詳細解説
航空運送状(Air Waybill、略称AWB)は、航空輸送において運送人(航空会社またはその代理店)が発行する貨物受領書であり、輸送契約および運賃請求書の証憑でもある。これは船荷証券(B/L)とは異なり、物権証券としての性質を持たず、譲渡不可であり、荷受人は運送人の通知に基づいて貨物を引き取る。使用場面:貨物が航空輸送される場合、荷送人はAWBに記入し、荷送人、荷受人、出発・到着空港、貨物の内容、個数、重量、運賃等を明記する必要がある。注意事項:AWBはマスターAWB(MAWB)とハウスAWB(HAWB)に分かれ、マスターAWBは航空会社が発行し、ハウスAWBは貨物代理店が発行する。AWBは貨物引換証ではなく、荷受人は身分証明書のみで貨物を引き取る。信用状が「船荷証券」を要求する場合、AWBを受け入れるかどうかを明確にする必要がある。AWBは「物権証券」の要件を満たさないためである。船荷証券との違い:AWBは流通不可、譲渡不可であり、融資担保に使用できない。一方、船荷証券は裏書譲渡が可能であり、物権証券である。貿易実務者はAWBの情報が正確であることを確保し、荷受人情報の誤りによる貨物引き取りの遅延を避けるべきである。