📖 詳細解説
カントリーリスクとは、ある国や地域の政治、経済、社会、法律などのマクロ要因の変化により、国境を越えた貿易、投資、または信用取引において損失が発生する可能性を指します。外国貿易では、政治リスク(戦争、クーデター、為替管理、国有化など)、経済リスク(インフレ、通貨切り下げ、対外債務危機など)、社会リスク(ストライキ、暴動など)、法的リスク(輸入規制の突然の変更、関税引き上げなど)が含まれます。使用場面としては、輸出信用保険の評価、銀行が信用状や保証状を発行する際の国別限度額の承認、企業の海外投資決定などがあります。注意点:カントリーリスクは商業リスク(買い手自身の債務不履行)やソブリンリスク(政府が債務者として債務不履行)とは異なり、国家全体の環境が取引に与える影響を強調します。企業は国際格付機関(S&P、ムーディーズなど)の国別格付を組み合わせ、輸出信用保険やフォーフェイティングなどのツールを利用してヘッジする必要があります。「移転リスク」との違いは、移転リスクが外貨不足による送金不能を特指するのに対し、カントリーリスクはより広範な範囲をカバーすることです。