ATA(Actual Time of Arrival、実到着時刻)とは、輸送手段(船舶、航空機、トラックなど)が目的港または引渡場所に実際に到着した具体的な時刻を指す。外国貿易および物流において、ATAは滞船料、倉庫料、コンテナフリータイムの計算や、納期通りの引渡しかどうかの判断の重要な根拠となる。使用場面には、船荷証券、到着通知、荷役時間事実記録、滞船料計算、信用状書類提出などが含まれる。注意点:ATAはETA(Estimated Time of Arrival、予想到着時刻)と区別する必要がある。ETAは予測であり変動する可能性があるが、ATAは事実であり、通常は運送人、港、または荷受人が確認する。ATD(Actual Time of Departure、実出発時刻)と対になる。航海傭船では、荷役時間の起算はATAまたはNOR(Notice of Readiness、準備完了通知書)提出時刻を基準とすることが多く、契約の具体的な定めに注意する必要がある。また、ATAは天候、港の混雑、機械故障などにより遅延する可能性があり、売買双方の責任分担に影響を与える。外国貿易従事者はATAを正確に記録し、時間に関する紛争による費用やクレームのトラブルを避けるべきである。