📖 詳細解説
支払渡し(D/P)は荷為替手形の一種で、売主が銀行を通じて買主に船積書類を引き渡すが、買主の支払いを条件とするものです。銀行は取立代理人としてのみ行動し、支払責任を負いません。使用場面:売買双方にある程度の信頼関係があり、金額が適度な取引に適しており、海上輸送でよく用いられます。注意点:一覧払いD/P(書類提示と同時に支払い)と期限付きD/P(書類提示後一定日数後に支払い)に分かれますが、期限付きD/Pでは買主が支払わずに書類を取得できるのでしょうか?実際には、期限付きD/Pでも銀行は支払いを条件に書類を引き渡しますが、買主が先に手形を引き受け、満期に支払う場合があり、リスクは買主が満期に支払わないことです。D/A(引受渡し)との違い:D/Aでは買主は手形を引き受けるだけで書類を取得でき、リスクがより大きくなります。L/Cとの違い:L/Cでは銀行が第一支払責任を負いますが、D/Pでは銀行にその責任はありません。したがって、D/Pにおける売主のリスクはL/CとD/Aの間に位置します。売主は輸出信用保険に加入するか、前払いを要求することをお勧めします。