運送人

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📖 詳細解説

運送人(Carrier)とは、荷送人と運送契約を締結し、貨物を出発地から目的地まで運送し、受荷人に引き渡す責任を負う当事者を指す。船会社、航空会社、鉄道会社、道路運送会社、および無船運送人(NVOCC)などを含む。実務上、運送人は船荷証券、運送状、運送契約、信用状、保険書類に登場し、運送責任、貨物損害賠償請求、保険代位求償を決定する重要な主体である。注意点:第一に、運送人の身元は船荷証券の発行者、運送契約、実際の支配権に基づいて総合的に判断する必要があり、貨物運送取扱業者(Freight Forwarder)と混同しないこと。フォワーダーは通常、運送を手配する代理人に過ぎず、運送人は運送責任を負う。第二に、運送手段によって運送人の責任期間と賠償限度額が異なる。例えば、海上運送にはハーグ規則またはハンブルク規則が適用され、航空運送にはモントリオール条約が適用される。第三に、信用状取引では、銀行は通常、運送人またはその代理人が発行した運送書類の提出を要求し、貨物が船積み済みまたは発送済みであることを示す必要がある。荷送人や受荷人と比較して、運送人は中間の運送段階に位置し、その責任の範囲、免責事由、賠償基準は貿易リスクの配分に直接影響するため、貿易実務者は契約において運送人の身元と適用規則を明確にすべきである。

📝 例文

1. 船荷証券の記載によると、運送人は某遠洋運送会社であり、荷送人は原本船荷証券と引き換えに運送人から貨物を受け取るべきである。(説明:船荷証券業務において運送人の身元を明確にすることで、受荷人が貨物引取手続きを円滑に行える。) 2. 信用状は、運送人が発行した船積み済みのクリーン船荷証券の提出を要求し、受荷人は開設銀行が指定した者でなければならない。(説明:信用状決済では、銀行は運送書類の発行主体と内容に厳格な要件を課しており、運送人による船荷証券の発行が鍵となる。)

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