📖 詳細解説
水濡れ保険(WPA、With Particular Average)は、海上貨物輸送保険の基本危険の一つであり、その補償範囲は平安険(FPA)と全危険担保(All Risks)の中間に位置する。その核心的な意味は、平安険の全責任を承保するほか、自然災害(悪劣な気候、雷電、津波、地震、洪水など)による単独海損も賠償する点にある。使用場面としては、貨物が海水による浸食や淡水・雨濡れのリスクが高い貿易、例えば鋼材、紙、食糧などに多く見られる。注意事項:WPAは一般外来危険(盗難、提荷不能、淡水・雨濡れなど)を承保しないため、これらのリスクをカバーするには一般付加危険を追加投保する必要がある。平安険との違いは、WPAは自然災害による単独海損も賠償するのに対し、平安険は賠償しない点にある。全危険担保との違いは、WPAは一般外来危険を承保しない点にある。したがって、投保時には貨物の特性、航路のリスク及び顧客の要求に応じて合理的に選択すべきである。