足額保険

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📖 詳細解説

全額保険(Full Insurance)とは、国際貿易における貨物輸送保険の一種の付保要件であり、保険金額が貨物の実際価値(通常はインボイス金額)と等しい保険を指し、慣例的な割増(例えば110%)ではない。その核心は、保険金額が貨物のCIF価値を正確にカバーし、予想利益、関税、その他の追加費用を含まないことである。使用場面は、信用状が明示的に「Full Insurance」を要求する場合や、買い手が保険料を節約するために全額保険を指定する場合が多い。注意事項:「割増保険」(例えば110%や130%)とは異なり、全額保険は全損時に貨物の実際価値のみを補償し、買い手は予想利益の補償を受けることができない。信用状が「Full Insurance」を要求しているのに割増保険証券を提出した場合、不符点となる可能性がある。さらに、一部の国の税関は最低保険割増を要求しており、全額保険では通関要件を満たせない場合がある。「オールリスク」(All Risks)とは異なり、全額保険は保険の種類ではなく保険金額を強調する。貿易実務者は契約書と信用状の条項を注意深く審査し、保険金額と保険の種類を明確にし、理解の相違による支払拒否や不足請求を避ける必要がある。

📝 例文

1. 信用状に「Insurance policy covering Full Insurance for 100% of invoice value」と規定されており、当方はインボイス金額で全額保険に加入し、保険証券を提出した後、順調に買取を行った。(説明:信用状の要求に厳密に従い全額保険に加入し、保険金額はインボイス金額と等しく、割増はない。) 2. 買い手はコスト管理のため、売り手に慣例の110%割増ではなく全額保険での加入を要求し、売り手は同意したが、全損時に予想利益の補償が得られないことを買い手に注意した。(説明:買い手が全額保険を指定し、売り手はリスクを明確にし、書面による確認を保持する必要がある。)

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