📖 詳細解説
関税未払渡し(DDU)は国際貿易条件の一つで、売主が指定目的地で貨物を買主の処分に委ねるが、輸入通関手続きを行わず、輸入関税、税金、通関費用も支払わないことを意味する。売主は貨物を目的地まで運ぶすべてのリスクと費用(輸入関税・税金を除く)を負担する。この条件は、売主が輸入通関のリスクを負いたくない場合、または買主が自ら通関を行いたい場合に適用される。注意事項:DDUでは、売主は引渡しまで輸送リスクを負担するが、輸入通関の責任と費用は買主が負担する。買主が期限内に通関できない場合、売主は追加費用を負担する可能性がある。DDP(関税込渡し)と比較して、DDUでは売主は輸入関税・税金を負担しない。CIFと比較して、DDUでは売主は目的地までの輸送費用とリスクを負担するが、CIFでは積出港までのみである。2010年のインコタームズ(Incoterms 2010)以降、DDUはDAP(目的地渡し)に置き換えられたが、実務では依然としてDDUがよく使用されている。貿易実務者は、条件のバージョンと契約の具体的な取り決めに注意し、責任の不明確さを避ける必要がある。