💡 詳細解説
「同舟共済」は文字通りには同じ船に乗り、共に川を渡るという意味である。『孫子兵法・九地』に出典があり、「夫れ呉人と越人とは相悪むも、其の同舟して済り、風に遇えば、其の相救うこと左右の手の如し」とある。呉の人と越の人は互いに憎み合っているが、同じ船で川を渡り風波に遭えば、左右の手のように互いに助け合うということを述べている。後に、困難な環境の中で団結し互いに助け合い、心を一つにして協力し、困難に打ち勝つことを比喩するようになった。この成語は集団の協力、困難を共に乗り越える精神を強調し、チームや国家、民族などが試練に直面する時によく用いられる。積極的で褒義的な感情色彩を帯び、中華文化において団結と和合を重んじる思想を体現している。使用する際には、危難や苦しい条件の下で、皆が心を合わせて協力し、困難を共に克服することを形容することが多い。