💡 詳細解説
「小心翼翼」とは、言行が極めて慎重で、少しも油断しないさまを表す。『詩経・大雅・大明』の「維此文王、小心翼翼」に由来し、もともとは周の文王が恭敬慎み深く、天命を畏れる徳を称えたものであったが、後に一般の成語へと変化し、物事を行う際に慎重で誤りを恐れる状態を描写するようになった。この成語は通常、高度な集中やリスクの高い場面、たとえば重要書類の処理、精密機器の操作、幼い子どもの世話、危険な実験などに用いられる。感情的な色彩としては褒義を帯び、真剣で責任感が強く、細部まで怠らない態度を強調するが、時に過度な緊張や堅苦しさを含意することもある。文化的背景としては、中国の伝統文化における「慎独」や「敬事」の尊重を体現し、畏敬の念をもって一つ一つの事柄に臨むことを強調している。使用時には多く状語、述語、または定語として用いられ、例えば「他は慎重に磁器を捧げ持った」のように使われる。