HSコード: 520939
その他の染色綿織物(綿含有量が85%以上、平方メートル当たりの重量が200gを超えるもの)
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📋 コード構造

章
第52章は綿及び綿製紡織品の全商品を対象とし、原綿、綿くず、梳綿、綿糸及び綿織物を含む。本章は紡織原料及び製品分類の中核章であり、その下で加工度に応じて原料から織物へと段階的に細分化される。綿織物は漂白・染色工程、組織構造及び重量に基づいてさらに細分化され、国際貿易において一般的な分類上の重点である。
項
税目5209は綿含有率85%以上、かつ1平方メートル当たり重量200グラム超の綿織物に特化している。当該税目は加工方法(漂白、染色、色織等)及び織物組織(平織、斜文織等)によってさらに区分されるが、綿含有率85%未満の混紡織物又は重量200g/m²以下の軽量綿布は含まない。
桁ごとの解説
最初の2桁52は第52章(綿及び綿製紡織品)を表す。第3-4桁09は税目5209、すなわち綿含有率85%以上、重量200g/m²超の綿織物を表す。第5-6桁39は子目5209.39、すなわち「その他の染色」の綿織物を表す。うち第5桁3は染色(漂白、色織等に対する)を、第6桁9は「その他」の組織類型(ジャカード、複雑な斜文織等)を表し、平織(1)、斜文織(2)等の具体的組織ではない。したがって、520939は綿85%以上、重量200g/m²超、染色済み、かつ組織が平織又は単純斜文織に該当しない綿織物を正確に指す。
分類根拠
当該商品は綿含有率85%以上、重量200g/m²超、かつ染色処理されており、税目5209の基本条件を満たす。子目レベルでは、織物組織が平織(5209.31)又は三線若しくは四線斜文織(5209.32)ではないため、「その他」の染色綿布(5209.39)に分類される。重量が200g/m²以下であれば5208に、綿含有率が85%未満であれば5210又は5211等に分類される。

📝 申告要素

品名
申告商品の具体的名称であり、材質、加工、組織等の重要情報を含めるべき。例:「全綿染色ジャカード布」。
⚠️ 「綿布」又は「染色布」のみを記載し、綿含有率や重量を反映していない。
成分含有量
綿含有量及びその他の繊維含有量(例:綿85%、ポリエステル15%)を正確に申告し、検査報告書と一致させる必要がある。
⚠️ 「純綿」と大まかに記載するが、実際の綿含有量が85%未満である。
1平方メートル当たり重量
織物の単位面積当たり重量をグラム毎平方メートル(g/m²)で申告し、整数まで正確にする必要がある。
⚠️ 1メートル当たり重量又は1ヤード当たり重量と誤って申告し、分類誤りを招く。
加工工程
織物の染色加工工程を説明する。例:「染色」、「漂白」、「色織」等。本コードは特に染色を指す。
⚠️ 色織布を染色布と誤って申告する、又は漂白と染色を混同する。
組織構造
織物の組織類型を記述する。例:「ジャカード」、「複雑な斜文織」、「繻子織」等。平織及び単純斜文織と区別するため。
⚠️ ジャカード布を単に「斜文織」と記載し、520932に分類してしまう。
幅
織物の有効幅をセンチメートル又はインチで申告する。裁断及び用途判断に影響する。
⚠️ 幅を申告しない、又は契約と一致しない。
ブランド又は型番
ブランド又は型番がある場合は正直に申告する。ブランドがない場合は「無」と記載できる。
⚠️ ブランド情報を省略し、税関から疑義が生じる。
用途
織物の最終用途を簡潔に記載する。例:「衣料用」、「家庭用繊維製品用」等。分類の補助とする。
⚠️ 用途の記載が「工業用」等、あまりに広範である。
記入例:
品名:全綿染色ジャカード布;成分含有量:綿100%;1平方メートル当たり重量:250g/m²;加工工程:染色;組織構造:ジャカード;幅:150cm;ブランド:無;用途:衣料用。
よくある間違い:

🎯 分類ロジック

判定根拠
分類の核心的根拠は:1)綿含有率85%以上;2)1平方メートル当たり重量200g/m²超;3)染色処理済み;4)織物組織が平織又は三線/四線斜文織に該当しない。これら4条件を同時に満たす場合のみ520939に分類可能。綿含有率85%未満の場合は5210(綿85%未満と化学繊維との混紡)又は5211(綿85%未満とその他の繊維との混紡)を検討;重量200g/m²以下の場合は5208に分類;漂白の場合は5209.21等に分類;色織の場合は5209.41等に分類。
混同しやすいコード:
520931 - 染色平織綿布
520931は染色平織綿布、重量200g/m²超、綿85%以上。520939との違いは織物組織:平織 vs その他の組織(ジャカード、複雑な斜文織等)。
520932 - 染色三線又は四線斜文綿布
520932は染色三線又は四線斜文綿布、重量200g/m²超、綿85%以上。520939との違いは斜文の線数:三線又は四線斜文 vs その他の組織。
520839 - その他の染色綿布(重量200g/m²以下)
520839は綿85%以上、重量200g/m²以下の染色綿布。520939との決定的な違いは1平方メートル当たり重量:200g/m²以下 vs 200g/m²超。
521039 - その他の染色混紡綿布(綿85%未満、重量200g/m²超)
521039は綿85%未満、主として又は専ら化学繊維と混紡、重量200g/m²超の染色綿布。520939との違いは綿含有率:85%未満 vs 85%以上。
520941 - 色織平織綿布
520941は色織平織綿布、重量200g/m²超、綿85%以上。520939との違いは加工工程:色織 vs 染色。
セルフチェック:

❓ よくある質問

Q: 520939の輸入税率を調べるにはどうすればよいですか?
A: 中国税関総署の公式サイト、国際貿易単一窓口又は専門の通関ソフトウェアで照会できます。HSコード520939を入力し、原産国、貿易方式等の条件を選択すると、最恵国税率、普通税率、増値税率等が表示されます。税率は政策により調整されるため、最新の公表を基準とすることを推奨します。
Q: 520939と520932の違いは何ですか?
A: 両者とも綿85%以上、重量200g/m²超の染色綿布です。違いは織物組織:520932は特に三線又は四線斜文織を指し、520939はその他の組織(ジャカード、複雑な斜文織、繻子織等)を指します。申告時には組織類型を正確に記述する必要があります。
Q: 綿85%の染色綿布、重量210g/m²、組織が平織の場合、どのコードに分類すべきですか?
A: 520931(染色平織綿布、綿85%以上、重量200g/m²超)に分類すべきです。平織には専用の子目があるため、520939には分類されません。
Q: 520939の綿布は衣料品生産に使用できますか?
A: はい。当該コードが対象とする綿布は通常、衣料品、家庭用繊維製品等に使用されます。ただし、特殊用途(防護服等)に使用する場合、他の規制条件が関与する可能性があります。実際の用途に応じて追加認証が必要か確認することを推奨します。
Q: 申告時に「染色」と「色織」をどう区別しますか?
A: 染色とは、まず糸を織って布にし、その後布を染色することです。色織とは、まず糸を染色し、その後布に織ることです。色織布は通常染色堅牢度が優れていますが、分類が異なります。520939は染色布のみに適用され、色織布は520941等に分類すべきです。
Q: 綿布の綿含有量が84%、重量220g/m²、染色の場合、どこに分類すべきですか?
A: 綿含有量85%未満、重量200g/m²超、染色の場合、主として化学繊維と混紡していれば521039に、その他の繊維と混紡していれば521139等に分類します。具体的には混紡繊維の種類に基づいて決定する必要があります。
Q: 520939の布地の輸入にはどのような書類が必要ですか?
A: 通常、契約書、インボイス、パッキングリスト、船荷証券、原産地証明書、検査報告書(成分、重量)等が必要です。関税優遇に関わる場合、該当する原産地証明書を提供する必要があります。具体的には税関の要求に準じます。
Q: 520939を誤って520839に分類しないようにするにはどうすればよいですか?
A: 鍵となるのは1平方メートル当たり重量です。520839は重量200g/m²以下の染色綿布に適用され、520939は200g/m²超に適用されます。申告時には正確なグラム重量検査報告書を提供し、単位が正しいこと(g/m²)を確認してください。
⚠️ 免責事項:本ページのHSコード分類、申告要素、関税率、規制条件は参考情報であり、通関分類に関する法的助言を構成するものではありません。関税率・規制は変更される可能性があり、税関総署の最新公告および現場判断が優先されます。輸出入の通関手続きは専門の通関業者または税関機関にご相談ください。