保険適用範囲

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📖 詳細解説

補償範囲(Coverage Scope)とは、貿易保険の用語で、保険契約で定められたリスク保障の範囲、すなわち保険者が賠償責任を負うリスクの種類、損失の程度、地域的範囲および時間的範囲を指します。使用場面には、CIF/CIP条件の下で売方が保険をかける際の保険種別(FPA、WA、All Risksなど)の決定、買方による戦争危険やストライキ危険の追加付保、信用状が特定の保険種別を要求する場合などがあります。注意点:補償範囲は保険金請求の成否を直接左右するため、投保者は保険証券が貨物の特性、輸送ルート、政治リスクをカバーしているか確認する必要があります。All Risksは「すべてのリスク」ではなく、除外責任(固有の瑕疵、遅延、通常の損耗など)が存在します。「保険金額」が賠償の上限であるのに対し、補償範囲は「賠償するか否か」という定性的な問題です。「免責金額」が控除額であるのに対し、補償範囲はリスクの種類に関するものです。貿易実務者は契約書や信用状で補償範囲を明確にし、保険種別の不足による貨物損害の請求不能を避けるべきです。

📝 例文

1. CIF契約の下、売方は信用状の要求に従いAll Risksを付保したが、信用状が補償範囲にTPND(盗難・不着危険)が含まれるかを明記していなかったため、銀行が支払いを拒否した。(説明:補償範囲は信用状と厳密に一致しなければならず、そうでなければ不符点となる。) 2. 買方は貨物を受け取った後、淡水雨濡れによる部分損害を発見したが、保険証券の補償範囲はFPAのみであったため、保険会社は賠償を拒否し、買方は損失を自ら負担せざるを得なかった。(説明:FPAは淡水雨濡れなどの部分損害を補償せず、補償範囲が保険金請求の結果を決定する。)

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