保険価額

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📖 詳細解説

保険価額(Insured Value)は、国際貿易および輸送保険における中核用語であり、被保険者が保険の目的物に対して有する実際の価値を指し、通常は貨物のCIF(運送費込み保険料込み条件)価格を基礎とし、予想利益(通常は請求書金額の10%)を加えて計算されます。使用場面としては、主に以下の通りです。輸出入業者が保険会社に貨物輸送保険を申し込む際、保険金額(通常はCIF価格の110%)を明確にする必要があり、その金額は保険価額に基づいて決定されます。貨物の損害や不足が発生した場合、保険者の賠償は保険価額を上限とします。注意事項:保険価額は保険金額と同一ではなく、前者は目的物の実際の価値であり、後者は申込者が保険者に申告する保険金額であり、両者は不足保険または超過保険により異なる場合があります。保険金額が保険価額を下回る場合は、比例賠償となります。「請求書価額」との違いは、保険価額には運送費、保険料および予想利益を含めることができるのに対し、請求書価額は貨物の取引価格のみを反映することです。貿易実務者は保険価額を正確に申告し、低申告による賠償不足や高申告による保険料の無駄を避けるべきです。

📝 例文

1. 当社は機械設備をハンブルクに輸出し、請求書金額は10万米ドルで、CIF価格に10%を加えてオールリスク保険を付保するため、保険価額は11万米ドルであり、保険金額も同額です。(説明:保険価額はCIF価格に予想利益を加えたものであり、本例では11万米ドルです。) 2. FOB条件では、買方が自ら保険を付保し、その保険価額には貨物原価、海上運賃および保険料を含め、さらに10%の予想利益を加える必要があるため、買方はこの価額を保険会社に申告する必要があります。(説明:FOBで買方が保険を付保する場合、保険価額は運賃と保険料を自ら計算し、適正な保険を確保する必要があります。)

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