💡 詳細解説
「一蹶不振」は文字通りには、一度つまずくと二度と起き上がれないという意味である。ここで「蹶」はつまずくこと、挫折を指し、「振」は奮い立つこと、振るい起こすことを指す。この成語は、人が一度の失敗や打撃を受けた後、精神が萎え、意欲が消沈し、二度と元気を取り戻せず、再び立ち上がることができないことを例える。個人が仕事、学業、恋愛などで挫折した後にどん底に落ちる様子を表すのによく使われ、団体や国家などが大きな打撃を受けた後に復興が難しいことにも用いられる。成語は漢代の劉向『説苑・談叢』に由来する:「一蹶不振、何足与言。」明らかに否定的な意味合いを持ち、主に人の粘り強さの欠如や失敗から教訓を学べないことを批判したり惜しんだりする際に用いられる。使用時には、「从此」「便」「就」などの語と組み合わせて、失敗後の持続的な低迷状態を強調することが多い。「一敗塗地」が失敗の悲惨さに重点を置くのに対し、「一蹶不振」は失敗後に再起できないことをより強調する。