HSコード: 854231
プロセッサ及びコントローラ
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📋 コード構造

章
第85章は、電動機、電気機器及びその部分品;録音機及び音声再生機、テレビジョン画像及び音声の記録用又は再生用の機器並びにこれらの部分品及び附属品を包含する。本章の範囲は極めて広く、家庭用電化製品から半導体デバイス、集積回路まで含まれる。核心的な特徴は、商品が電力を用いて作動するか、電気装置の部分品であることである。本章と第84章(機械器具)との境界は、主要機能を電子的/電気的に実現するか否かにある。
項
税目8542は、集積回路(IC)及びマイクロアセンブリを専ら指す。含まれるもの:モノリシック集積回路(プロセッサ、メモリ、増幅器等)、混成集積回路、マルチチップ集積回路、及び集積回路を含有するスマートカード等。ただし注意:8542は集積回路自体のみを対象とし、集積回路を搭載した完成品機器(例えば携帯電話全体は8517に分類)は含まない。
桁ごとの解説
最初の2桁85=第85章(電動機、電気機器)。第3-4桁42=税目8542(集積回路)。第5-6桁31=子目854231、具体的には「プロセッサ及びコントローラ」。この子目はさらに細分され、8542.31の下では通常、メモリを含むか否か、マイクロプロセッサであるか等により下位区分される。分類時には、商品がプロセッサ(命令を実行)かコントローラ(周辺機器を管理)かを確認し、かつ個別部品の組立による機能モジュールではなく、集積回路の形態でなければならない。
分類根拠
本商品はプロセッサ又はコントローラであり、演算又は制御機能を実行する集積回路に該当する。8542.32(メモリ)や8542.33(増幅器)には分類されず、また8542.39(その他の集積回路)にも分類されない。その核心機能がデータ処理又は論理制御であるためである。同時に、8541(半導体デバイス)や8534(印刷回路)にも分類されない。完全な回路として集積化されているためである。

📝 申告要素

品名
申告商品の標準名称。「プロセッサ」又は「コントローラ」の語を含み、型番を明記する必要がある。
⚠️ 「チップ」又は「IC」のみの記載では、処理/制御機能を反映しておらず、あまりに包括的である。
用途
当該プロセッサ/コントローラがどのような機器又はシステムに使用されるかを説明する。例:コンピュータ、携帯電話、産業用制御基板等。
⚠️ 「電子」又は「汎用」と記載し、応用場面を特定していない。
ブランド類型
海外ブランド(OEM生産)、国内ブランド、又はブランドなしを記載し、実情と一致させる必要がある。
⚠️ 受託生産品を国内ブランドと誤って申告し、その後の価格審査や知的財産権問題を引き起こす。
型番
製造者が付与した完全な型番。同一シリーズの異なる仕様を区別するために用いる。
⚠️ シリーズ名(例:i7)のみを記載し、具体的な型番(例:i7-12700K)を記載しない。
製造者名称
当該集積回路を実際に生産した企業の名称。ブランド所有者と区別する必要がある。
⚠️ ブランド企業(例:Intel)をそのまま製造者として記載し、受託製造工場を無視する。
メモリ含有有無
当該プロセッサ/コントローラが記憶素子(キャッシュ、レジスタ等)を集積しているか否かを明確にする。
⚠️ プロセッサのキャッシュを独立したメモリと誤認し、8542.32に分類する。
処理能力
主要な技術パラメータ(ビット数、動作周波数、コア数等)を簡潔に記載し、分類を補助する。
⚠️ 記載が不完全で、税関がプロセッサであるか判定できない。
パッケージ形態
BGA、QFP、DIP等。集積回路であるか否かの判定に影響する。
⚠️ パッケージ済みモジュールを未パッケージウェハと誤って申告する。
記入例:
品名:マイクロプロセッサ;用途:ノートパソコン用;ブランド類型:海外ブランド(OEM生産);型番:Core i7-12700H;製造者名称:Intel Corporation;メモリ含有有無:有(キャッシュ含む);処理能力:14コア、動作周波数2.3GHz;パッケージ形態:BGA。
よくある間違い:

🎯 分類ロジック

判定根拠
分類の核心的根拠:商品は集積回路の形態であり、主要機能がデータ処理又は論理制御でなければならない。関税定率表注釈によれば、プロセッサとは通常、命令を実行し算術論理演算を行う集積回路を指し、コントローラとは周辺機器やタイミング制御を管理する集積回路を指す。商品が個別部品で構成された制御基板である場合は8537又は8543に分類される。メモリである場合は8542.32に分類される。増幅器である場合は8542.33に分類される。
混同しやすいコード:
8542.32 - メモリ
メモリの主要機能はデータの記憶であり、プロセッサ/コントローラの主要機能は演算又は制御である。チップが記憶と処理を兼ねる場合は、主要機能により分類する。
8542.33 - 増幅器
増幅器は信号増幅に用いられ、命令処理を実行しない。プロセッサ/コントローラは論理演算ユニットを有する。
8542.39 - その他の集積回路
プロセッサ/コントローラが具体的に列挙されていないか、機能が不明確な場合にこの子目に分類されることがある。ただし8542.31が優先される。
8537.10 - 制御盤
制御盤は複数の素子を搭載した印刷回路基板であり、8542.31は単一の集積回路チップである。
8541.40 - 感光性半導体デバイス
感光性デバイスは光電効果に基づき、プロセッサは電気信号の論理演算に基づく。
セルフチェック:

❓ よくある質問

Q: チップがプロセッサかコントローラかをどのように判断するか?
A: プロセッサは通常、汎用命令セットを実行し算術論理演算を行い、コントローラは特定の周辺機器やタイミングを管理する。チップのデータシートにCPU、MPU、MCU等と記載されている場合は、通常8542.31に分類される。専用制御チップ(PWMコントローラ等)もこの子目に分類される。
Q: プロセッサチップにキャッシュがある場合、分類に影響するか?
A: 影響しない。キャッシュはプロセッサ内部に集積された記憶素子であるが、全体の機能は依然として処理であるため、8542.31に分類される。独立してパッケージされたメモリチップであれば、8542.32に分類される。
Q: プロセッサチップの輸入にはどのような申告要素が必要か?
A: 品名、用途、ブランド類型、型番、製造者、メモリ含有有無、処理能力、パッケージ形態等が必要である。具体的には税関の最新要件によるが、『中華人民共和国税関輸出入商品規範申告目録』を参照することを推奨する。
Q: プロセッサチップの関税率はどのように調べるか?
A: 税関総署の公式サイト又は『輸出入税則』で最恵国税率、暫定税率等を確認できる。税率は調整されるため、申告時の最新税則によることを推奨する。同時に自由貿易協定に基づく優遇税率にも注目できる。
Q: プロセッサチップが携帯電話に使用される場合、分類は異なるか?
A: 分類は最終用途によって変わらない。チップ自体がプロセッサであれば、依然として8542.31に分類される。携帯電話完成品は8517に分類されるが、チップを単独で輸入する場合は集積回路として分類される。
Q: プロセッサチップとメモリチップを組み合わせてパッケージした場合、どのように分類するか?
A: 組み合わせパッケージ後の主要機能が処理であれば8542.31に、主要機能が記憶であれば8542.32に分類される。技術仕様に基づき主要機能を判断する必要がある。
Q: 越境EC小売輸入のプロセッサチップにも同じHSコードが適用されるか?
A: はい。HSコードは国際的に統一されており、越境EC小売輸入も同じ規則で分類する必要がある。ただし個人物品と貨物の申告の差異、及び適用可能な行郵税又は越境EC総合税に注意する必要がある。
Q: 申告時にブランド類型はどのように記載するか?
A: ブランド類型は、ブランドなし、国内ブランド、海外ブランド(OEM生産)、海外ブランド(その他)に分かれる。受託生産されたチップで海外ブランドを使用する場合は、「海外ブランド(OEM生産)」を選択する。
⚠️ 免責事項:本ページのHSコード分類、申告要素、関税率、規制条件は参考情報であり、通関分類に関する法的助言を構成するものではありません。関税率・規制は変更される可能性があり、税関総署の最新公告および現場判断が優先されます。輸出入の通関手続きは専門の通関業者または税関機関にご相談ください。